内定をもらった後の流れについて

スーツを着て考える男性

内定の告知を受けたら次にするべきこと

それまでフリーターとして仕事をしてきた人にとっては、正社員として雇用が決まった場合にはそれまでとは全く違った契約を交わすことになります。

アルバイトやパートなどの非正規雇用の場合と異なり、正社員として正規雇用されるときには社会保険に加入をすることになると同時に、会社とより厳密な労働に関する契約をしていくことになります。

内定が決まったあとに企業に提出をすることになる書類としては「労働契約書」「年金手帳」「源泉徴収票」「雇用保険被保険者証」といったものがあります。

このうち「労働契約書」とは、正式に雇用契約を会社と結ぶときに署名捺印をして提出するもので、場合によっては保証人として誰か別の人(親やきょうだいなど)の名前を書いてもらうこともあります。

「源泉徴収票」はそれまで勤務してきたアルバイト先に依頼して発行してもらうもので、その内容をもとに新しく働く企業で所得税や住民税などの計算を行います。

「雇用保険被保険者証」はフリーターから正社員となることで雇用保険の加入となることから必要になる書類です。
源泉徴収票同様に前回までのアルバイト先か、もしくはハローワークに行くと発行してもらえます。

その他に扶養家族がいる人の場合には「健康保険被扶養者異動届」が必要になりますし、給与を振込で受ける場合には自分の口座情報を記載した書類を提出するように指示されます。(給与の振込に関しては採用時に特定の金融機関の口座を新たに作るように指示されることもあります)。

内定を辞退するなら正式契約の前に

就職活動をするとき、本命一社しか就職活動をしないということはないでしょう。
厳しい就職状況が続いている現在ですので、もしかすると数十社もの数で面接を受けているという人もいるかもしれません。

そこで問題になるのが、もし複数の企業から内定を受けたらどうするかということです。
内定が全ての企業から同時に出たならどこと契約するかの判断も楽なのですが、中途採用の場合は特に面接や採用決定のスケジュールがバラバラになりがちです。

そのため先にある企業から内定を受けたけれども、これから本命の企業の面接があるというようなことにもなります。
そうしたときにとりあえずの就職先の確保のために先に内定を得た企業と契約を交わし、面接を受けて本命企業からの結果を見てから断ろうというようなことをしてはいけません。

労働契約書にサインをしたことで既にそこで雇用契約は開始されていますので、その後にいきなり就業を断ることになると場合によっては損害賠償を請求されるなどトラブルが起こってしまいます。
もし他にも内定を受けた企業があるなら、速やかにその旨を相談し契約前に解決するようにしましょう。

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