アラサーのフリーターが就活で成功する方法

30代求職者の面接

決心したら行動はすぐ起こしましょう

独立行政法人労働政策研究・研修機構の調査によると30代のフリーターの数はここ数年増加傾向にあります。
30代前半の男性全体で就労者数のうちフリーターである人の割合は約5.5%、女性ならば約12%となっています。
中でも割合が高いのは高卒までが最終学歴である人たちで、次いで短大卒、大学・大学院卒と続いていきます。

驚きなのが大学・大学院を卒業した人であっても、30代前半の男性で約2%、女性で約8%がフリーターとして生活をしているということです。

ここ近年のフリーターの傾向として、ミュージシャンやアーティストなど何らかの目標があるためにアルバイトを生活の糧にしているという人よりもむしろ、本当ならば正社員として仕事をしたいと思っているもののなかなか仕事を見つけることができない人が増えているということがあります。

これは自分で仕事を退職してからフリーターになるだけでなく、それまで勤めていた職場でリストラにあったり倒産・廃業してしまったためにやむなくアルバイトをすることになったという人も含まれます。

まず覚えておいてもらいたいのが、一旦はフリーターになったものの再び正社員の職を見つけることができたという人のうち、8割以上が半年以内に就職を成功させているということです。

離職期間が長くなるとそれだけ就職活動では不利になってしまいますので、あまりのんびり構えずできるだけ素早く行動を起こすようにしましょう。

経歴よりも意欲が重要になることも多い

中途採用で仕事を探す場合、それまでの職歴が就職活動において非常に重要になってきます。
しかしだからといって絶対に経歴が不足している人は就職できないかというとそういうわけでもないのです。
実際ほぼニート同然の生活をしてきた35歳くらいの人が、一念発起をして就職活動をし見事に正社員になれたという例も多く聞かれています。

仮にどんなに優れた経歴があっても、就職活動での基本ができていなかったり、社会人としての態度ができていなければ思うような仕事に就くことはできないでしょう。

30代でも前半のアラサーまでなら、本人が強い意欲を示すことにより新入社員としての待遇で雇用してもらうことは十分に可能です。

ただしその場合には自分には約10年のハンデがあるのだという謙虚な気持ちを忘れず、業界研究や就職活動対策をしっかり計画して行っていくことが大切です。

現在は国による就業支援制度や民間の就職支援サービスで事前セミナーも無料で開催されているので、そうしたものも上手に利用していきましょう。
もし不安な点があったらハローワークの窓口や就職支援相談のサービスに素直に話を聞いてもらってください。

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