正しい敬語を使おう
アルバイトといっても社会人として仕事をすることには変わりないため、きちんとした敬語を使うことが求められています。
敬語を間違えて使っている方はたくさんいるため、自分が普段使っている敬語が本当に正しいものなのかを考えてみることは大切です。
敬語を正しく使えるだけでも周りからの評価は高くなり、仕事がやりやすくなるでしょう。
一見丁寧なようでいて実際には間違えている敬語のことをバイト敬語ということがあります。
これらはコンビニやファミレスなどでよく使われることが多いため、ファミコン敬語とも称されることがあります。
たとえば、よろしかったでしょうか、という言い回しを使う方が多いのですが、正しくは、よろしいでしょうか、です。
過去形になっているのは間違いであり、きちんと現在形で使うべき言葉なのです。
何々のほうという表現を使う方は若い人に多く、これは間違えといえるでしょう。
たとえば、お水のほうをお持ちします、と言いたい場合には、お水をお持ちしますでいいのです。
わざわざ、ほうという言葉をつけてしまうと、曖昧な表現になってしまいます。
お会計の際に、1,000円になります、という表現を聞いたことのある方は多いでしょう。
なりますというのは、ですで置き換えることができるため、わざわざ、なりますとつける必要はないでしょう。
間違えというわけではないのですが、そもそも、なりますを使う必然性がないため避けるべきでしょう。
よくある敬語の間違え
お金を預かる際には、五千円からお預かりしますといった表現をする人がいます。
から、とつける必要はまったくなく、違和感を与えてしまうため使うのはやめましょう。
お召し上がりですかという表現がありますが、これはお召し上がりになりますかが正しい言い方です。
形になりますのような表現がありますが、このような間接的な表現を使う必要はありません。
基本的に敬語の間違いというのは、できるだけ曖昧で遠回しな言い方をしようとした結果、つい口から出てしまうことが多いです。
正しい敬語を使えているならば、わざわざ余計な言葉を付け足す必要は本来ないのです。
バイトでよく耳にする言葉だからといって、それが正しい敬語とは限らないのです。
たとえ先輩が使っていたとしても、その言葉の使い方が本当に正しいとは限らないのです。
このようにさまざまな敬語に関して、実は間違えた表現というのはたくさん存在しています。
どんな敬語が本来正しいものなのかは本で調べてみるとすぐに分かるため、勉強してください。
敬語というのは社会人としての最低限のマナーであり、きちんと使いこなすべきです。