フリーレント物件のメリットとは!?

脚立が置いてある部屋

初期費用が安くなる

賃貸物件に関する情報を調べていると、フリーレント物件という言葉を見かけることがあります。
フリーレントとは、入居したあとに一定期間家賃が無料になるというシステムのことです。
たとえばフリーレントの期間が一ヶ月ならば、その一ヶ月間は家賃が発生しないのです。

これによって初期費用を少なくできるというメリットがあり、注目されています。
フリーレントについては多くの場合は1ヶ月か2ヶ月であることが多いです。
事業用の物件であれば半年というケースがあるのですが、一般用の場合は長くても2ヶ月が相場となっています。

フリーレントというシステムは一見借り手にしかメリットがなく、オーナにとってはデメリットしかないように思われます。
しかし、実はフリーレントというシステムを採用することによってオーナーにもメリットはあるのです。
このようなシステムを導入すると多くの方が注目してくれるため、入居者を集めやすくなるでしょう。

また、家賃を下げてしまわなくてもフリーレントにすることによって、注目されるため、オーナーにもメリットはあるのです。
もし家賃を下げてしまうと同じ建物に住んでいる別の入居者からも家賃を下げるように要求されることがあるため、オーナーには不利になるのです。
このような理由から、オーナーはフリーレントを選択するケースが増えているのです。
不動産業者にとってはフリーレントになれば家賃を下げなくて済むため、手数料も下がらないというメリットがあります。

フリーレント物件の注意点

フリーレント物件は一見お得なように思われるのですが、実は損をするケースもあります。
たとえば、賃貸物件の契約期間は通常2年ですが、最初の1ヶ月をフリーレントにして、その分を残りの23ヶ月分の家賃に上乗せしているケースがあるのです。
この場合は、結局フリーレントでお得になった分だけ家賃が割高になっているため、借りてはまったく得をしていないことになります。

このように騙されないためには、最終的な家賃の支払総額をチェックして、家賃相場を確認することが大切です。
また、中途解約する場合には違約金を支払わせるような特約条項が入っているケースもあります。
これは借り手にとって大きなデメリットとなり、違約金が発生しなくなる期間まで引越しができなくなってしまうのです。

また、フリーレントだったとしても、家賃が無料になるだけであり、共益費や管理費などの金額を支払わなければなりません。
なるべく初期費用を抑えたい方にとってフリーレント物件は確かにメリットがあります。
きちんと物件を探してみて、家賃の設定に問題がないならば、フリーレントの物件と契約するのも良いでしょう。

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