企業の選び方が分からない時は

高層ビル

イメージではなくデータで企業を選びましょう

現代の就職活動においてもっとも大切とされているのが情報収集です。
特に新卒での就職活動では全国全ての在学生が一斉に同じ位置からのスタートになるので、いち早く情報を集めてその対策をとっていくことができるかということが問われてきます。

企業選びをするときのツールとしては、リクルート系の企業が発行している冊子や公式サイトを閲覧することが代表的で、他にも企業が開催する合同説明会に参加したり、インターンシップに申し込んだりといったことがあります。

それに合わせてやってもらいたいのが、大学のOBやOGを訪問する「会社訪問」です。
会社訪問の場合、実際にその企業に就職をした先輩から直接意見を聞くことができるので、非常にリアルな口コミを得られるという大きなメリットがあります。

自分の希望する企業に身近なOB/OGがいないという場合には、ネットの口コミサイトを見てみるという方法もあります。
ただしネットの情報の場合、内定をもらえなかった人が企業を逆恨みをしわざとよくない情報を書き込むケースもありますので、あまり鵜呑みにしすぎるのも問題です。

ちょっと上級テクニックとしては、企業の就職を紹介してくれる人材サービス企業に登録し、その担当者さんに確認しておきたい点を尋ねるという方法があります。
その場合自分で直接質問をすることであらかじめ企業側に悪いイメージを与えることなく、内情を詳しく探ることができます。

抽象的な文言が多い会社には要注意

就職活動をするための企業を検索していると、さまざまな広告文句が並んでいることに気づきます。
「アットホームな職場です」「明るく楽しい職場です」などといった言葉とともに笑顏で並ぶ従業員の写真が掲載されているようなものもよくあります。
しかしここで注意しておきたいのが、抽象的なアピールポイントしかないような会社を候補にするのは危険ということです。

本来企業からの求人で必要な情報となるのは、「どういった業務をしているか」「どんな人材が欲しいか」「どのような待遇をしているか」「今後の成長戦略は何か」といったようなデータとして示すことができる内容です。

「明るく楽しい職場です」といった完全に主観が前提になった情報が多い企業は、具体的なデータを出したくないというふうに勘ぐってもいいくらいです。

得てしてそうした抽象的な広告文句が多い会社というのは、従業員の定着率が悪く、とにかく今人がほしいという明確な戦略がない企業であったりします。

面接や説明会でも、主観的できれいな文句についてはできるだけ無視をし、データとして他の企業と比較できる数値はどうかという純粋な情報部分だけに注目しましょう。

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